補聴器選びのポイント。耳穴型補聴器CIC、カナル。

補聴器選びのポイント。耳穴型補聴器CIC、カナル。
耳穴型補聴器についてご説明させて頂く前に(補聴器選びの前に)大切なことをご紹介します。
補聴器選びで重要な事は“どこ”で“誰から”買うかです。
医療機器である補聴器を安全かつ効果的に使用して頂く為に(財)テクノエイド協会の審査基準をクリアした『認定補聴器専門店』をご利用ください。

認定補聴器専門店とは、公益財団法人テクノエイド協会認定の『認定補聴器技能者』が在籍し、お客様の耳に補聴器を合わせるための設備機器などについて認定審査基準をクリアしたお店にだけ与えられる資格です。

主な認定要件をご紹介します。
①補聴器の指導を的確に行うために必要な知識および技術を取得していると、協会が認定した認定補聴器技能者が常勤している事。

②補聴器適合調整及び歩調効果の確認を適切に行う為に必要な施設設備が整備されている事。

③一般社団法人日本耳鼻咽喉科学会が委属する補聴器相談委と連携して業務を行っていること。

つまり補聴器は認定補聴器技能者のいる認定補聴器専門店でご購入することをお勧めします。
上記内容をご確認いただいた上で、耳穴型補聴器についてご紹介します。
耳穴型補聴器はお使いいただく方の耳の形に合わせて補聴器が出来てきます。通常製作には７～１０日かかります。
もし旅行のご予定が決まっていて、その旅行に補聴器をつけて行きたい場合は旅行の１０日前に来店いただければ大丈夫ということです。知っておかれると便利かもしれませんね。

耳穴型補聴器の装用イメージ
耳穴型補聴器といっても大きさは様々です。聴力によって対応機種は異なりますが大きくわけで下記の3種類です。全て耳の形に合わせてオーダーメイドでおつくりします。

軽度・中等度難聴
超小型CIC型

軽度・中等度・高度難聴
小型カナル型

高度・重度難聴
フルシェル型

小型の耳穴型補聴器（CIC）
CICとは「Completely In the Canal（完全に耳穴に入る）」の略。装用すると耳の穴の大きさにもよりますがほとんど見えなくなります。 CICは非常に小型の補聴器で、耳の中に入れると、ほとんど外からではわかりにくく電話や、帽子などの使用時におすすめです。

補聴器本体が外から見えず、また聞こえがより自然になり、風切り音や装用時の違和感も軽減することができます。鼓膜に近い場所に収まるため、より自然で快適な聞こえが得られます。

		CIC 通常の小型耳穴補聴器。軽度・中等度難聴の方に対応しています。メーカーによっては高度難聴まで対応します。片耳価格：108000円～両耳価格：188000円～
		nano、マイクロ、極最近ではＣＩＣよりもさらに小型の補聴器が登場しています。nanoやマイクロ、極と呼ばれるタイプです。かなり小さく、装用してもほとんど見えることはありません。片耳価格：188000円～両耳価格：338400円～

耳穴型補聴器（カナル型）
CIC補聴器よりも少し大きいので、取り扱いが容易です。形状は大きくなりますが装用時、正面からではほとんど気付きません。 CIC同様、耳型を採取し、オーダーメイドでお作りします。
主に軽度・中等度・高度難聴の方にも対応します。
オーダーメイドの耳穴型の補聴器ですがCICタイプより大きいのが特徴です。
電池も大きくなるので電池寿命が長くなり、取り扱いがしやすくなります。
CICよりも豊富な機能としては、ツインマイクとなり、周囲がうるさくても言葉を理解しやすくなる指向性システム。

リモコンやワイヤレス通信機器との連動など、音楽やテレビが聴きやすくなる周辺機器を活用することでより快適にお使いいただくことができます。